2009年10月12日月曜日

Ichthyscopus_lebeck_lebeck


 失礼ながら、奇妙な表情がインパクトがありました。凶悪そうなのですが、眼は小さくて、やさしそうではあります。
 トレイに載せられて、市場の地面に無造作に置かれているのです。なんともあわれでした。買ってみようかという表情で品定めをしている人もいない。かがみ込むようにして私がカメラのレンズを向けなければ、見向きもされないような存在でした。
 タイトルはこの魚の学名です。北京語では「石頭斑」というのだそうです。撮影したのは2009年09月06日で、南方澳でのことですが、それ以来、名前が分からず、ずっと調べ続けていました。と、このときの旅行で台湾の誠品で買ってきた「菜市場魚圖鑑」をよくよく見れば、きちんと掲載されているではありませんか。Ichthyscopus_lebeck_lebeckさんには失礼なことをしてしまいました。料理方法の説明には「煮湯」と書かれているので、これはきっと、日本語的には煮魚に違いない。違うかな。
 日本語名は探しきれなかったのですが、サツオミシマというのが属レベルまで同じ種のようです。

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