与那国町久部良で出会ったニャンキーです。窓の桟に座っていても、痛くないんですかねぇ。2010年09月16日。
こちらのお宅の方は、台湾の新港出身。現在は成功鎮と呼ばれている漁村で、カジキの突き船を持つ父親のもとで育ちました。台東の高等女学校へ進学しましたが、在学中に戦争が終わり、ということは台湾が日本の版図から外れ、学校では北京語の教育がスタート。中華民国の国歌、「三民主義」も途中まで歌えます。
父親は、中華民国によって台湾に留め置かれ、そのまま漁業を続けたそうです。ただし、突き船は接収されています。
その後、与那国へ引き揚げてきてのだそうです。
で、今。自宅には10匹以上のニャンキーたち。白鬚の目立つこの写真のニャンキーだけが自宅に入ってきて、ほかの子たちは庭でたわむれています。といって、このニャンキーが人になついているわけではなく、近づいていくと、身構え、最後は逃げていきます。それで、こんな表情になってしまうのです。