2009年2月18日水曜日

頭城


 2008年11月14日、南方澳へ向かうため、自強號1063次に乗りました。台北発1430、羅東着1555。羅東からはバスに乗り、南方澳へ行ったというわけです。羅東に着くころには雲が広がり、南方澳に着くころには日没後の空から雨がしとしと降り出すという天気でしたが、羅東までの自強號は晴天のなかを走りました。

 頭城(tou2cheng2)鎮の亀山駅付近を通過しているときに撮りました。向こうに小さく見える島が「亀山」です。

 台北と南方澳を結ぶこの鉄道は、日本が台湾を植民地支配していたころに敷設されたもの。八重山から台湾へ来ていた人たちは、大勢がこの鉄道を使用して行き来していたことでしょう。八重山と南方澳の間は漁船が行き来し、その船に漁民の以外の人たちも乗り込んでいたので、そういう人たちが南方澳から台北に向かうために乗り込んだり、戦後、台湾から八重山へ引き揚げようという人たちが南方澳へ向かうためにも乗り込んでいたはずです。

 そういう八重山の人たちが見ていたかもしれない景色を今見てみると、この写真のようになっているというわけです。

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